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PLACENTA COLUMN | 献血のお話
【プラセンタ注射、献血で 敬遠された方に
朗報です】
注射後も、3か月あければ 献血できるようになります
(2026年10月1日〜)
「プラセンタ注射をしたことがあるから、献血はできない」。そう思っていた方へ。約20年続いたルールが、2026年10月1日から変わります。何がどう変わるのか、いつから3か月を数えるのか、やさしくご説明します。
2026年10月1日から、日本赤十字社の献血基準が変わります。プラセンタ注射(メルスモン・ラエンネック)の使用歴がある方は、最後の注射から3か月が過ぎれば献血できます。
CHAPTER 1
まずは要点を、4つのカードで
いちばん大事|何が変わる?
「ずっと不可」から「3か月あければ可」へ
これまでは、プラセンタ注射を一度でも受けた方は、献血をご遠慮いただいていました。10月1日からは、最後の使用日から3か月間だけ献血をご遠慮いただき、3か月が過ぎれば献血にご協力いただけます。
対象は、国内で承認されているヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤のこの2つです。
ここが要点|いつから3か月?
数え始めるのは「最後に注射を受けた日」
3か月は、最後にプラセンタ注射を受けた日(最終使用日)から数えます。定期的に注射を受けている方は、最後の日付をひかえておくと安心です。日付が分からないときは、注射を受けた医療機関にご確認ください。
安心材料|変わらないこと
ほかの献血の基準は、これまでどおり
海外から帰国した日(入国日)から4週間以内の制限など、体調や感染症対策に基づくほかの基準は引き続き適用されます。最終的に献血できるかどうかは、当日の問診と医師の判断で決まります。
背景|なぜ制限されていたの?
「念のため」の予防的な措置でした
2006年(平成18年)から、輸血による変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染を防ぐための予防的な措置として、プラセンタ注射の使用歴がある方の献血をご遠慮いただいてきました。2026年1月、国内外の発生状況やリスク評価をふまえ、厚生労働省の審議会で見直しが決まりました。
CHAPTER 2
ひと目でわかる!前と後のくらべ
| 対象 | 〜2026年9月30日 | 2026年10月1日〜 |
|---|---|---|
| プラセンタ注射(メルスモン・ラエンネック)の使用歴 | 献血をご遠慮いただく | 最終使用日から3か月が過ぎれば献血できる |
| 英国を含む欧州などの滞在歴 | 滞在地・期間による制限あり | 滞在歴に基づく制限は撤廃 |
| そのほかの基準(帰国後4週間以内など) | 適用 | 引き続き適用 |
※欧州などの滞在歴に基づく制限も、同じ日に撤廃されます。
3か月のイメージ
3か月が過ぎたら献血できます当日の問診・医師の判断あり
こすぎレディースクリニックに来院される方の中には、定期的に献血をしているから受けたったが断念される方、
もし家族に献血ができなくなるなら。。と遠慮される方が一定数いらっしゃいましたので、今後は自信を持ってお勧めしたいと思います。
CHAPTER 3
よくあるご質問
10月1日から、何が変わりますか?
これまで、プラセンタ注射(メルスモン・ラエンネック)を受けた方は献血をご遠慮いただいていました。2026年10月1日からは、最後の注射から3か月が過ぎれば献血できます。同じ日に、英国を含む欧州などの滞在歴に基づく制限も撤廃されます。
なぜこれまで献血できなかったのですか? 安全性は大丈夫ですか?
英国を中心にBSE(牛海綿状脳症)が流行し、輸血による変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)が伝わる可能性が心配されたため、血液の安全を守る予防的な措置として2006年から制限が続いていました。プラセンタ注射によってvCJDに感染した報告は、これまでありません。
今回は、国内外のvCJDの発生状況や、国内での感染リスクの評価、諸外国の状況などを総合的に検討した結果、厚生労働省の審議会で見直しが適当とされました。
「3か月」はいつから数えますか? 最後の注射日が分からないときは?
数え始めるのは最後にプラセンタ注射を受けた日(最終使用日)です。プラセンタ注射は「特定生物由来製品」という区分のお薬で、使用の記録は医療機関が保存しています。日付が分からないときは、注射を受けた医療機関にお問い合わせください。
当院で注射を受けられた方は、受付までお気軽にご確認ください。
3か月あければ、必ず献血できますか? サプリや化粧品はどうなりますか?
最終的な可否は、献血当日の問診と医師の判断で決まります。海外から帰国して4週間以内の制限など、ほかの基準も引き続き適用されます。
なお、プラセンタのサプリメントやドリンク、化粧品は、もともと注射剤のような献血制限の対象ではありません。
献血ができるようになるのは、プラセンタ注射の安全性が変わったということですか?
今回変わったのは献血の基準で、お薬そのものの位置づけが変わったわけではありません。プラセンタ注射は「特定生物由来製品」として、使用前の説明と同意、医療機関による使用記録の保存が引き続き行われます。
メルスモンは更年期障害や産後の母乳分泌不全、ラエンネックは慢性肝疾患などに用いられる医療用医薬品です。適応は患者様のご年齢や症状によって異なりますので、診察でご相談ください。
最後の注射日の確認や、体のお悩みのご相談も
プラセンタ注射の使用歴に関するご質問から、更年期・婦人科のお悩みまで。こすぎレディースクリニックでは、おひとりおひとりのご相談をうかがっています。お気軽にご連絡ください。
https://www.jrc.or.jp/donation/information/detail_07/
日本赤十字社プレスリリース(2026年9月14日)
https://www.jrc.or.jp/press/2026/0914_055752.html
厚生労働省「欧州等滞在歴及びヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤使用歴に係る献血制限の見直しについて」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70274.html
※本コラムは一般的な情報提供を目的としたものです。診断・治療は医師にご相談ください。
院長 椎名 邦彦



