武蔵小杉は、私にとって思い入れのある土地です。私は20年ほど前、聖マリアンナ医科大学 東横病院(川崎市中原区武蔵小杉)で産婦人科医としてのキャリアをスタートいたしました。その後、海外での研究生活を経て、産婦人科医局長となり、産科・不妊症治療を専門分野とする産婦人科専門医となりました。聖マリアンナ、愛育病院(東京都港区)、鈴木産婦人科(川崎市)など、20年以上周産期医療に携わる中で、自らの子を含め多くの分娩に立ち会いました。生命の誕生をサポートする産婦人科医の仕事を、自らの使命・天職と感じています。
出産という幸福な瞬間に立ち合う中で、私は、女性にいつまでも輝き続けて欲しいという願いを強くしました。東京女子医科大学 青山女性医療研究所(東京都港区)、米国セネジェニックス研究所など国内外の美容・抗加齢医療施設に学び、8年間メディアージュクリニック青山(東京都港区表参道)の院長として、婦人科と美容医療に携わってまいりました。
2015年3月の開院以来、こすぎレディースクリニックは、女性がいつまでも健やかで美しくあるための医療の提供を目指してまいりました。
心に残る出来事の一つは、長期間通院していた患者さまからお年賀をいただいたことです。
そこには3人のお子さまと一緒の幸せそうな家族写真がありました。
当院にて不妊治療を通じて3人の子どもたちを授かり、妊婦健診も当院で受けていた方でした。お手紙には毎回の診療のアドバイスや希望を持って通院出来たという感謝の言葉があり、その瞬間、私は当院の歴史を振り返り、これからも子どもを望む方々の支援に全力で取り組んでいこうという決意を新たにしました。
院内でのアンケートにて寄せられたコメントです。・婦人科はなかなか自分に合う病院が見つかりにくく、先生によっては威圧的に感じたりすることもありますが、こちらの病院は院長先生の物腰が柔らかく、分からないことも質問しやすく穏やかに応えてくださるので通いやすいです。病院という無機質な雰囲気ではなくサロンのようにゆったりできて、看護師、受付の方も話しやすいのでこれからもお世話になりたいと思っています。
あらゆる心身の変化は切り離せないものなのに、お悩みが変わるたびに「どこに相談すればよいのだろう?」とお困りになったご経験はありませんか。当院が目指すのは、女性の生涯をサポートする「かかりつけ医」です。産婦人科・美容医療といった診療科の枠を越えて、女性のお悩みに対応できる医療の提供を目指してまいります。そして「治癒」とは、その漢字が表す通り「癒して治す」こと。患者さまのお気持ちに寄り添い大切にすることが、おひとりお一人にとってのより良い治療法の選択につながっていくのではないかと考えております。
私の座右の銘は、「医は意なり」です。医師としての研鑽を生涯重ね、第二の故郷・武蔵小杉で、癒しの医療を通じて、皆さまと末永いお付き合いをさせていただければと思います。
こすぎレディースクリニック 院長
椎名 邦彦